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と妹の愛(14歳)が涙声で地団太をふみながら俺をにらむ
これはこれから先俺の部屋だった場所を使う
かわいい妹の軽い俺なりのスキンシップ
オレん家は母・俺・愛・チビ太(猫20歳)の3人ぐらし父は俺が10歳・愛が3歳の時に病死している
結婚を控えた俺はこの家を去らなければならない輝ける未来に万歳
引っ越すまでの15日間毎晩元おれの部屋近くの居間の隣りの風呂場から出て来る愛を「あっ…玄関からオカッパのおまえと同じ歳ぐらいの子が覗いているぞ」
「おまえの後に恨めしそうな女の人が睨んでるぞ」
「あっ風呂入ってたの?あれ風呂場真っ暗だったよ目が疲れてるのかな…あっおまえ足首に手が」
そうすると愛は一目散に玄関から一番遠い元おれの部屋に退散する。それが面白い。今おれは居間に母と生活している母は「やめなさいよあの子はそういう話は大っ嫌いなんだから」
実をいうと学校から帰ると空手道場に通い家に帰ると勉強ばかりで家をさる日になって愛との思い出があまりないことに気付くなんかインパクトの強い思い出を…(笑)
年頃の愛をつれてどこかにいくなんて俺は恥ずかしくてできないし、なにより愛は「家族とどこかに行くのはめんどくさくて楽しくない」と言う
あとは楽しいのだ
今日も愛をからかっているとどうも泣かせてしまったみたいだ…
母が「も~う…練(おれの名前)そとにでて反省してきなさい」
と呆れたって感じで母はおれにいう
なんともな~という感じで頭をかきながら俺は「コンビニに煙草買ってくる」と玄関をでる
雑誌を立ち読みし煙草とちび太の大好物のハンペンのおでん・愛の大好きなヤル気のない熊のマグカップが付いているお菓子(525円)「たけ~な~ボッタクリか?煙草300円おでん70円だぞ」などをおもいながら買い帰宅すでに母は布団の中で夢の世界
飄々と「ごめんね~熊グッズ買ってきたから許せい!」愛の部屋をノックしようとした時後でちび太が「ナァ~・ナァ~」と泣くあまりにひつっこいので「おまえにはおでんやったろ?」と振り返る
すると愛の部屋のドアが少し開き
「お兄ちゃんありがと…あ゙っあ゙っ」
と聞いた事もない驚いた声でわたしの横を指差すちび太は鳴きやまないわけがわかった
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