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よく見てみれば豆電球のガラスの側面に確か魔法式だったか文字が描かれていた。
それを翳し光に当ててみる、解読仕方は覚えてる……な、えっと……
……魔力検査テスター?
──その時、全てのフラグが崩壊した。
突然熱をもち面接室を真紅に照らした。
魔力検査?こんなテスト聞いてないぞ?
「……ライル君、今君の配属が決定した」
憧れのあの人がそういった、たださっきとはうってかわって……というか明らかに落胆している。
どーにも嫌な予感がした。
「君は特別捜査課─アルト─に所属が今決定した」
……は?
「君と一緒に仕事したかったんだが……残念だな、しかしまぁ合同の機会もあるだろう……その時はよろしく頼む」
まって!まてまてまてまて!なんだ?何事だ?
「あ、あの……え?……これは一体……」
そして彼はゆっくりと口を開いた。
「特別捜査課……それは魔力を未だに所持して生まれた者が現代に起こる不思議な現象、魔法無しでは解決できない状況の為の特殊なチームだ」
こうして……俺は第一課のテストに合格する前に他の課に合格してしまい未来を絶たれたのだった。
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