特別捜査課

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そして─アルト─に入隊した俺を待っていたのは恐るべき事態だった。 隊の名前の─アルト─だが……なんでも【古代の力】に因んで【古い】や【思い】や【低い】からつけられていて……ご年配の隊員が多く……さらに…… 「ワシら今年で引退じゃから後は若い衆に任せるでの!!頼むでの新しい隊長!!」 と、言い残し旅立った。 つまり、新人で隊長だった。 最初はキレもしたし騒いでも見たが……誰もいないのでどうにもならない。 次の日冷えた頭で早速転属願いを提出したが何故か受理されず……転属したければ結果を出せ、と熱いふざけたエールを受け取った。 かくして、俺はこんな意味不明な状況に陥ったのだった。
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