僕は死んでいた

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自分は何故この世にいるのかと考える。 動物は死ぬことは決まっていて、変な言い方かもしれないが死ぬために生まれてくるのだ。 なぜ、死という物体としての存在が終わることが運命でありながら次々と生まれてくるのか。 とある宗教では輪廻転生という言葉がある。 生き物はこの世に使命を授かり生まれて、何度も転生しながら仏になるという理論だ。 僕はこの考えが嫌いだ。 大抵の人間には特殊な力などないし、死後の世界というものがあるのなら、実際に体験しなければ納得できるわけがない。  何故、僕らはこの世に生まれてくるのか? 神様というのは本当にいて、僕らを苦しめるために生むのか。。。 それとも、この世は神様に見放され、人間の欲望のままに生まれてくるのが僕達で、生まれてきたときから既に運命は決められるのか。 家庭、容姿、声、などこれらははじめから決められていて、絶対に覆ることのない運命だ。  生死というのは考えても考えても答えが出ない。 というか、納得できる考えに行き着けない。 では、何も考えずにただこの世の資源を消費して生きればいいのか? そもそも地球は何のためにあるのか? 宇宙とはなに?
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