契約

2/4
前へ
/30ページ
次へ
本に書かれていたとおり、指先をナイフで少し切った。 流れてくる血で魔方陣を描く。 それから魔方陣の真ん中に血を一滴たらした。 『なんでもいいから!悪魔でも死神でもいいから!私を独りにしないで!』 必死に願う彼女の瞳には涙がうかんでいた。 「これも……ダメね…」 しばらくして諦めようとしたとき、魔方陣の真ん中あたりから白い煙ができてた。 部屋には風が吹き荒れて。 本がぱらぱらとめくれる。 すると……魔方陣からでてきたのは……
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加