幼い記憶

8/8
前へ
/43ページ
次へ
高学年になると保健体育で女性とは身体の創りが違う事を学んだ。 しかし、授業だけでは何の事だか理解は出来ていなかった。 しかし、ある日女子だけが別室で説明会の様なものが行われて集められていた。 誰かが「女子は大人になるのが早いんだ。」という言葉に何故か取り残された気がしてショックだった。 前述したようなドラマを見て、身体に反応が表れるようになり始めたのはこの頃であったが、痛みを伴う事があった。 祖母に告げると、土の中のミミズに小水を掛けた罰だと言われた。 対処方として祖母に言われていた、庭を掘りミミズを探して、水で綺麗に洗って土に戻すという迷信を信じて実行していた。 正直、無知で奥手な子供であった。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加