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亜希はそんな三人に驚きつつなんて答えようかと少し悩んだあげくに、
「メールはしてるけど遊びには行かないし、休みが合わないの。」
と答えた。
その答えに、絢も沙織も玲奈も顔を見合わせてため息をついた。
亜希は彼氏である光哉(コウヤ)の話しをすると不機嫌になった。
亜希と光哉は付き合いは長いが、高校は別で、メールも亜希からしないとこないし電話も来ない。
更にかなりの自己中で嫉妬しやすく疑い深いらしい。
更に、亜希の話では、亜希を束縛するくせに自分はいいという気持ちでいるというのだ。
高校に入ってから最後にあったのは入学式の一週間後の一日きり。
だんだん不機嫌さが増していく亜希を見て、玲奈はなんとかもとに戻そうと、
「でも好きとか言ってきてくれるんでしょ」
と問い掛けたが、
亜希はその問いを聞いた瞬間今まで我慢してきた不機嫌さをはっきりだして、
「言ってくるわけないじゃん。もとから言われたことないよ」
と大きな声で反論した。
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