悪態感

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あとは【行きたい気持ちを声に出して】だけだ。しかしこれが結構難しい。たいして行きたいわけでもないで…………。 「行ってみたいな…」 ポツリと、呟くように言った。 眩しい。窓の方を向いているからか――― いや手も熱い。 紙が――――――? 「嘘っ……」 後で気付いた事だが、あの時は魔法陣の真ん中の文字から炎上して目をつむってしまうほどの光が包み込んだんだろう。 そして―――来てしまった。
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