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「ちょ!やべぇ!漏れる!」
今、俺はトイレに全力疾走してる高校生、普通の一般高校生だ。でも、ちょっと人と違うとすれば男に興味g
「ねぇよ!!!」
トイレに着いた少年は藁をも掴む勢いでドアノブに手を伸ばし、勢いよく開けようとするが。
ッガ
「っは?」
開かなかったようだ。予想外の事態にハテナを頭に浮かべていると、トイレの中から声がする。
「なんだ?騒がしい、龍也か?」
三巴 龍也【みつどもえ りゅうや】
それが少年の名前だ。
龍也と呼ばれた少年はじだんだを踏みながら必死に尻を抑え踏ん張る。それに痺れを切らしたのか、少しイラついた声で言う。
「親父!早く出ろ!漏れる!」
「なんだと?生憎(あいにく)だが、今は出れない、そのへんでしってこい!」
どうやらトイレの先客は龍也の父親らしい。名は
三巴 真太郎【みつどもえ しんたろう】
と言う。
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