幻想入り

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☆ 「ふぅーー・・・・セーフ」 ギリギリ、トイレに間に合った龍也は安心していた。だが そのトイレは若干御社から離れており、木々の中にひっそりと佇む不気味なトイレであった。 周りにはハエが無数に飛び、トイレの中も掃除をしていないので黄ばんだ水道や、便器が目立つ。さらにはもうすぐ切れそうな蛍光灯の点滅もあって、不気味さが一掃際立(きわだ)っていた。 「腹痛に必死で気づかなかったけど・・・・超怖ぇ・・・・」 今にも花子さんやオバケが出て来そうな雰囲気に龍也は身を強張らせた。 予断だが、花子さんてなんで男子トイレに現れるのだろうか?まさか痴女なn(ry 予断はさておき、幸い龍也は刺身を一口しか食べなかったので軽い腹痛ですんだようだ。 「怖いし、早く出るか」 急いで尻を拭き、いそいそと寝間着のズボンを履く。
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