‡4.reason

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俺が物思いに耽っている間に 3人は話し合いは終わったようで 「いってらっしゃい」 と姫様が俺たちに手を振った。 すれ違った時、姫様に 僕の魔術は 部屋に着いたら解けるけど 悪い事はしないでね とふんわり囁かれた。 軽く背伸びした姫様の 桜色の唇が耳にちょっと近づき つい胸が高鳴った。 それが悟られないように はい、と短く返事をする。
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