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夏世…早く帰ってきて
しかし、道を振り返ると夏世はまだ帰ってくる気配はない。
「離して下さ……」
「ん?ジョーちゃんたこ焼きいるか?それともリンゴアメか?」
目の前の酔っぱらいは人の話しは聞かないうえ、手を離す気配すらない。
しかもガッチリとだから逃げれない。
「いりませ…」
「ぉおう。いこーいこー。何でも買ったるよ」
夏世っ!!
引っ張られそうになり、夏世の名前を心で叫んだ瞬間
「…失礼します。こちらのお嬢さんがお困りのようですので退いていただけませんか…?」
酔っぱらいオジサンとの割って入ったのは青い制服の人間。
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