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ソコにいたのは夏世。
晴火はホッとしたやら何やら判らない感情を誤魔化すように夏世の元へと駆け寄った。
「さっき酔っぱらったオジサンに絡まれた所を助けてくれたの」
「え…本当?」
すると夏世は慌てて東に頭を下げた。
「ありがとうございました」
晴火もつられて一緒に頭を下げる。
すると、先程までの笑みは消え代わりにまた警官の顔になった。
「別に…仕事だからな。それに今日は酔っぱらいが多い。絡まれないように気を付けるんだな…」
東の祭りで賑わう人混みに入っていく背中を、夏世と晴火は見ていた。
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