カウント~1年目春~

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お婆ちゃんは皺だらけの顔をクシャリと笑わせると、入れ歯がニカッと口の中から覗いた。 「あんがとねぇ…それじゃあ一息いれようかね?」 お盆に乗ったお茶は二組。 晴火は呆れたように笑った。 「いただきます…」 晴火は工業高校「電気科」に入ると、真っ先に希望に出した部活は「電機部」。 電気や機械について調べる人気の無い部活だったが、晴火が入った途端に入部希望者が後をたたなかったとか…たったとか? ソコで低電圧という配線の資格取得を努めたり、他にも電機系統をとれるだけ取った。
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