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そして大学で電気系統の学科に進み良い成績と内定を貰うと、真っ先に希望を出したのは配線系統の会社。
資格も豊富に取れていたため、優遇体制で希望の配線系統会社｢アコウ｣に入れた。
現在、２３歳…勤続３年目にして１人でも仕事を任される今や立派な電機配管士である。
｢あ……お茶っ葉変えた？｣
晴火は居間でお茶を一口啜ると言った。
｢おーぉ！よー分かったの。孫が京都の修学旅行の土産で買ってきてくれての……｣
｢京都ですかぁ…そろそろ桜も見頃ですねぇ｣
晴火と馴染みのお婆ちゃんはこうしていつもお茶の一杯が終わるまで、話とお茶菓子を戴く。
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