カウント~1年目春~

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ブーッ… ブーッ… 与倉東が今日の出勤を終え、制服を着替えている途中机に置いていた携帯が鳴った。 東は携帯を開くと渋い顔をした。 受信…『夏世』 東は最近、夏世から来るメールにウンザリしていた。 絵文字がたくさん入ったメールを見るのすら疲れるのに、最近では遊びや飲みに誘われる事はチョクチョクありソレが鬱陶しくもあったから。 しかし…夏世のメールを見る度に思い出す人物がいた。 それは晴火だ。 最初に飲みに行った時は晴火はすぐ帰って行き、アドレス交換が出来なかった。
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