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ガンッ…
驚いて思わずロッカーに頭をぶつけてしまった東は、自分が動揺していた事に気付いた。
周りに誰もいない事を確かめてキョロキョロ見回す辺り、そうとう恥ずかしかったのだと思う。
晴火の名前が出ただけで、返信の指が早くなる。
東は返信を打ち終えると、再び着替え始める。
しかしその口許には判るか判らないくらいの微笑が浮かんでいた。
晴火は風呂から上がると、机に置いていた携帯が光っているのに気付きパカリと開ける。
夏世からのメールだと気付くとすぐにメールを開いた。
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