こうして私は

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しかし晴火はユックリと首を振る。 「与倉さん……貴方は少し勘違いをしています。あの人達はまだ『未遂』で万引きはしていません」 「それはアンタが止めたから…だろ?」 東が晴火の手首に手を伸ばして掴むと、晴火はガッチリと掴まれた手を振り払おうとするがビクともしない。 「万引きを止めたのは感心するが…相手は大人の男がいた。今回はアッサリ引き下がったがイチャモンつけてくる輩も多い。中途半端な正義で手を出すと…こんな腕1つ振り払えない細腕じゃ怪我するぞ…?」 忘れていたわけじゃない… 与倉東 彼が 「警察官」だったなんて
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