こうして私は

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その痛い言葉に顔が歪み、東はその晴火の顔を見て少し慌てたような…躊躇ったような表情をする。 晴火は震える唇を開けた。 「…中途半端な正義じゃいけないんですか?」 そう尋ねると、東がたじろぐのが分かった。 「だって与倉さんはあの二人を止める気はなかったですよね…?」 「そんな事は…」 「与倉さんは近くで見てたのは万引きを『した』あの人達を捕まえる為であくまで万引きを止める気はなかった…」 図星だと顔に出ていて、晴火の少し胸にわく怒りはまだ止まらない。 「ソレは本当に正義ですか…?」
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