こうして私は

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東が眉を寄せて渋い顔をするので、ようやく晴火は言い過ぎたと意気消沈してしまう。 「すみません…出過ぎた真似をしました……」 すると東は、いや…と首を横に振ると晴火を掴んで話さなかった手が外される。 「…俺こそ悪かった。でも無茶はしないでくれ……アンタ……女なんだから」 晴火の心臓がトクン…と鳴った。 晴火と東はしばらく見つめ合うと、東は先に店に入っていった。 残された晴火は、頬に手を当てると頬が火照っている事が分かる。 ソレを冷やす為… 晴火は冷えた自分の両手で火照った頬を包んだ。 まだ手首に残る東の熱を帯びた手の感触が残ったまま…
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