3278人が本棚に入れています
本棚に追加
その日の夜
僕は大学から帰ってきた兄貴の部屋へ行った
「ちょっと話しがあるんだけど・・」
「珍しいな 正臣が来るなんて
何だ話しって」
「真奈のことなんだけど・・・
今日真奈が
僕のこと彼氏だって言ったんだ」
「それで?」
「いつも一緒にいるけど
・・・真奈のこと
彼女だと思ったことない」
「だから?」
「・・・どうしたらいいのか
わからないんだ」
「俺は正臣が何を言いたいのか
わからないんだけど 」
僕は口下手で
物事をうまく説明するとかがすごく下手だ
「だから・・もういい」
「おいっ ちゃんと話せよ
真奈ちゃんが正臣のことを
彼氏だと言ったんだろ?」
「うん・・・」
「正臣は真奈ちゃんを彼女だと思ってない
だよな?」
「うん・・・」
「馬鹿かお前は!
じゃあ今まで真奈ちゃんのことを
何だと思ってたんだ!」
.
最初のコメントを投稿しよう!