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―第2ステージ―
私は新崎さんの後ろについて言った。仕方ない、人間は誰だって自分がかわいいのだ・・・死にたくない。だから、進むしかない。
後ろからは互いに睨みあいながらもついてくる2人。暗い廊下には4人の歩く音 しか聞こえない。
まず、新崎さんは私たちの教室へ向かった。そこには赤い封筒がおかれていた。こんなに簡単に見つかるなら4つは楽そうだ。
「このくじ引いて。王様になった人が殺したい人を殺せるみたいよ。」
新崎さんはそう言ってくじをみんなに渡した。
もし・・栗田君が王様を引いたら、犠牲になるのは新崎さんになるのではないか・・。いや、誰が王様を引いても犠牲者は出るのだ。
「引いた?王様は?」
「僕です。」
彼は恐る恐る手をあげた。
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