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―犠牲者―
もう今なにが始まっているのかわからない。
今私たちはパソコン室で犠牲者が3人でるのだ。
すると、一人男が立ち上がった。桑田裕也。身長は高めでクールだが、暴力的であまり好かれていない。そんな彼は少しびびっているように見えた。
「先に引いたほうが得だからな。」
彼はくじを引いた。手が震えている。死を選んだのだろうか?
「私も引く。みんな、一緒に引いたほうが怖くないよ!ね?」
佐々木先輩は立ち上がった。手が震えている。きっと怖いのだろう。
「そうですね。みんなで行くなら。」
一人一人戸惑いながら立ち上がり前へ進んだ。
「せーの。」
一本一本それぞれが私たちの手によって引き上げられた。
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