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それから数日。
最近ユイの姿をあまり見ない…食堂には姿を見せているが、ほとんどコレット、エステルといった女ども…(オレがわりと話し掛けにくい部類の)と一緒にいる。
「寂しいのはわかったから、オレにそーゆー目を向けるな。」
隣に座っていたユーリがそうオレに言った。
「何をやっているのか、ユイに直接聞いてみたらいいじゃねぇか。」
ユーリの言ったことはもっともだ。別に避けられてるわけじゃない…(多分)んだから、ユイに直接聞けばいいんだ。
聞け…聞けば…。
「何か用~?アッシュ?」
…ハロルドがこちらを向く。
「いや…。」
オレの行動を見て、事情を知るユーリが笑っていた。
「女の子達ー☆何やってるのー?」
そしてあっさりと聞くな、ゼロス!
ユイはチョイチョイっとゼロスをかがませ、耳打ちをした。
それを聞いたゼロスはふぅーん、と納得をしてこっちをチラッと見た。
…何だ?
すぐにゼロスはオレから目をそらし、ユイにそっと何かを言ってから食堂を去った。
気になる…。
そして正直おもしろくない。
分かってる。アイツは誰にでもあんな態度だ。別にオレだけ特別。というわけじゃない。
オレに匹敵するくらいのひねくれ者…。
リオンとかスパーダといった奴らですら、ユイにはすっかり心を開いてやがる。
同じひねくれ者だから、オレには分かる。
「元気ないね。アッシュ。」
オレの前で手を振ってきたのは、ルカ。
気弱に見えるが、コイツはホントに強い。たぶん、ガチで戦ったら勝てるかわからない。
あ、コイツならイリア辺りから何か聞き出してるんじゃないか…聞いてみるか。
「ルカ…。」
まさかオレに話し掛けられるとは思ってなかったんだろう。
驚いて、若干怯えた目をしてやがる。
オレはそんなに怖いか?
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