プロローグ

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まだ天界が統一されてない、荒れた時代。 そこに双子の男の子が産まれたそうな。 天使か悪魔、どちらかの種族だと良いが、 その双子、天使と悪魔のハーフであった。 兄と思われる方は、 漆黒のサラサラな髪、金の煌めく瞳をし、背には純白の羽を6枚生やしている。 弟の方は、 輝かしい金髪のストレート、蒼の瞳で、背からは、コウモリ染みた黒い羽がこちらも6枚生やしている。 兄は悪魔っぽく、弟は天使っぽい見た目だ。 しかし、どちらも『美』がつくくらい綺麗な顔だちだった。 その子供達の母親と見られる悪魔は、天使の子を悪魔と天使の境界線である、スラム街の外れに置いた。 悪魔の子だけ大事に持ち、そのまま去っていった。 詰まるところ、天使の子供は捨てられたのだった。  
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