始まりの地

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言ってる途中で、ウォグナーが走り出した。 かなり興奮しているのか、マッハで駆けてった。 「…ちょっ!待て!!」 僕もウォグナーを追って走りだした。 祠は、無造作に石を重ねたようだった。 しかし真ん中に丸い虹色の玉が置かれている。 その祠を囲うように、赤いしめ縄がかかっている。 「幻の宝玉ーー」 僕がうっとりと見とれていたら、その間にウォグナーがその玉に手を伸ばす。  
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