人魚姫

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するとそんな私に気づいたのかピエロは私を見て話しかけてきた。 『おや、珍しい。君は呪われたお話を聞きに来たのかい?』 梓「私は…呪われた商品に安らぎを与えることが仕事なの…。」 恐る恐るピエロの問いに答えた。 『そうか。僕はロア。呪われた物語の案内役さ。キミの名前は?』 梓「梓よ。」 ロア『梓、お話しを楽しんでいってね。それでは…イッツ・ショー・タイム!!』 ピエロがパチンと指をならすと青の世界が動き出した。 ロア『昔々、海底に人魚が暮らす場所があった。全てが青に包まれ、みな幸せそうに笑い、生活をするそんなところだった。そこにはとても美しい人魚のお姫様がいた。彼女は天使の歌声と呼ばれるほど美しい声を持っていた。』
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