人魚姫

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私は必死で彼を探し出し、陸へと連れて行った。 陸に上がる頃には太陽がのぼっていた。 キラキラと太陽の光に反射する砂浜に彼をねかせ、彼をじっと見つめた。 シルア『なんて…綺麗なひと…。』 私は初めて恋の歌を歌った。 彼を思いながら…。 すると遠くから人間が駆けてくるのが見えた。 私は急いで海に飛び込んだ。 そして後ろ髪をひかれつつも海の底へと戻って行った…。
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