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その日の夜、私の姉達がやってきた。
みな、自慢の美しい髪を短く切っていた。
姉1『シルア!!これを貴方に。』
一番上の姉が私に短剣を手渡した。
姉2『これは私達の髪と引き換えに魔女がくれた短剣よ。』
姉3『これで王子を殺せば貴方は死なずにすむわ。泡にならずにすむのよ。』
姉達が必死で叫んでいた。
私の事を想ってくれている…。
その気持ちがなによりも嬉しかった…。
私はありがとうと頭を下げた。
そしてヴァンとマナが眠る寝室へと向かった。
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