01.日焼け

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そんなことを云った自分がその気になっていることに気づく。 軽いキスから少しずつ深くキスになっていく。 ゆっくりと押し倒されて……。 ゆっくりと甘い時間が……―― 「いでっ!!せ、背中触んなっ!!!」 「あ……」 手を回した瞬間、日焼けの部分に触ったらしい。 「もぉ今日はなし!……クリーム塗ってくれ、ハイ」 「う、うん…」 クリームを渡され、ムードが完全に壊れた。 下半身をどうしようと考えながら、彼の背中を黙々塗っていた。 真昼の外、しかも海でやるのは二度としないと誓った冬弥であった。
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