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しかし、考えをうまくまとめ、優等生的な発言を並べれば入選した小学校時代とは違います。少し極端な言い方をすれば、誰もが書くような内容・誰もが考えるような内容をうまくまとめるといったものは評価されません。就職活動の作文は「自己PRにつなげる」必要があります。就職活動のひとつの関門であるわけですから、自分の強みや個性をアピールするものに仕上げなければなりません。
小説家のように、丹念に情景を描写しようとも、叙情的な技巧的な表現が溢れていようとも、自身の体験を簡潔に伝えるものには勝てません。
作文はマスコミ業界で多く課せられますが、マスコミ業界は学生の中から将来の文豪を発掘しようとしているのではありません。わかりやすく伝える力があるかどうか、その一点に尽きます。
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