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ゆ「えっ…///!あの…灰が…」
篤「…。」
じっと見つめてたのがバレて少し焦りながらタバコを指差すと篤さんは無言で灰皿にタバコを押し付ける。
その様子を見ていると篤さんはウザったそうにあたしを見る。
その顔が怖くて思わず下を向いてしまった。
修「オマエなぁ~、ただでさえ無愛想なんだからそんな顔すんなよ!!イケメンが台なしだぞ!!」
和「そうですよ。ゆうこちゃん怖がってるじゃないすか。」
美「そんなんだから彼女できないのよ。」
みんなの指摘を篤さんは眉間にシワを寄せてシカトしている。
確かに顔はカッコイイしかなりモテそうだけど、無愛想というか不機嫌そう。
ゆ「怖がってないです!!」
これ以上機嫌を損ねたらあまりにも怖いから慌てて笑顔で否定する。
美「ったく、女の子に気つかわせてんのがわかんないかなぁ。気にしなくていいからね?」
篤さんのことをよく知ってるのか美紅さんがしょーがないなぁという様子で笑いかけてくれた。
ゆ「いえ、大丈夫です!…あっ、すいませーん!!」
店員さんを呼んでウーロン茶を注文しようとすると篤さんのジョッキが空っぽなことに気づく。
ゆ「…何か飲みますか?」
思い切って話かけてみる。
篤「…生。」
それだけ言うと篤さんはまたタバコに火を付けてダルそうに煙を吐いている。
ゆ「えっと…生とウーロン茶1つづつ。」
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