―プロローグ―

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よく客に触られて泣いちゃう女の子とかいるけど、残念ながらあたしはそんなに可愛いげある女の子じゃなくて。 まぁイヤだけど楽天的なあたしは、“お店違いますよー?”くらいにしか思わない。笑 ボーイか秋ちゃんが助けてくれるしね。 秋「失礼致します。ゆうさんです。」 ゆ「お隣りよろしいですか?」 あたしは満面の笑顔で客に話しかける。 楽しくなくても楽しそうに、ウザイ客でも好きだと思わせるように、演技をする。 精神的に疲れることが多いけど、色んな人と色んな話をするのは楽しいし、中にはホントに友達みたいなお客さんもいるし、何より給料いいからね。 ―――あたしにはお金が必要だから…。
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