#1

3/4
前へ
/522ページ
次へ
-ヴィーヴィー- ま「もしもーし?」 まゆのケータイが鳴り運転しながら電話に出る。 ホントはダメなんだけどね。 ま「今帰ってるとこ。…え?今から?ちょっと待って?ゆうこ、危ないから顔出さない。ってか、これから飲み行く?」 ゆ「ふぇ?どこに?」 窓から顔と手を出して風に当たるあたしにまゆが問い掛ける。 ま「和君から電話なんだけど、仕事の先輩と飲んでるから来ないって言ってるんだけど。」 ゆ「あたし行っていいのかな?」 ま「和君?今ゆうこも一緒なんだけど…」 まゆは彼氏いていいなぁと思いながらボーっとまゆを見つめる。 ま「…そうなの?アハハ!わかった、じゃあ向かうね!…後でね」 ゆ「なんだって?」 嬉しそうに電話を切ったまゆに聞くと、 ま「今先輩の奥さんが来て、そしたら先輩が和君の彼女見たいって言い出したから、あたし呼ぼうってなって、だけどそしたらもう1人の先輩が寂しいから、ゆうこも来てだって。」 ゆ「お?!あたしにも春が来るかなっ♪」 ま「ちょうど今春だしね!」 ゆ「いぇ~い!!ゴーゴー!!」
/522ページ

最初のコメントを投稿しよう!

189人が本棚に入れています
本棚に追加