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家に帰り着くなりその女性はベッドに倒れ込んでしまった。
『ふぅっ!』
『何なんだよいったい。』
思わずでた呟きに自分で苦笑するしかなかった。
しかし、よく見るとキチンとスーツを着こなし顔も綺麗な女性だった。
『全くあんな所で酔いつぶれてたら、襲って下さいって言ってるようなモンじゃねえか!』
そう言いながら俺は冷蔵庫から水を出し薬と共にベッドで寝ている彼女の元へと向かった。
『ほら、起きてこれ飲んで!』
声を掛けると
「んっ!」
と唸り目を開けた。
そして辺りを見回し俺の顔を見た瞬間に……
「キャアアアアアア―」
と大声で叫び出した。
俺は何が起こったのか解らなかった、だけど兎に角この叫び声を止めなければいけない…。
と我に返り、彼女の口を塞いだ。
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