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『着替えそこに置いとくから、でかいかもしれないけどコレしか無いからゴメン。』
「ありがとう。」
と、入っていった。
彼女の姿が浴室に消えて俺は自分自身に驚いていた。
人と関わりを持ちたくないこの俺が初めて会った女性を家に泊めるなんて考えられなかった。
実際、家に来たことがあるのもオーナー夫妻と雅美さん…おっと、忘れてた唯一の親友である涼子だけだ。
それでも誰も泊まらせた事なんて無いのに。
何故だろう?
色々考えていると彼女が上がってきた…。
俺は…。
俺はその彼女の姿を見て思わず噴き出してしまった
ダボダボになったスウェットを着ている彼女が余りにも幼く見えて可愛く見えたから。
「もぅ!! 笑わないでよ!仕方ないじゃない貴方の方が背も高いんだからっ。」
『ゴメン、あまりにも可愛くてさ!』
『取り敢えず珈琲でも飲む?』
「うん、頂くわ!」
彼女に珈琲を渡し俺も入浴する事にした。
『しんどかったらベッドで寝といて、気にしなくて良いからさ!』
「ありがとう」
その言葉を聞き俺は風呂に入った。
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