プロローグⅡ

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寒い。 ただただ寒い暗闇の中を進んで行く。 辺りは氷やかたい岩。 前方に小さな光。 そんな中、一人の少年は歩いていた。 「あと少し…、あともう少し……」 少年はただ頂上をめざして歩く。 やがて、小さな光が見えてき、だんだんと大きくなっていった。 そして、光が体を包んだ。 「ここが頂上…」 辺り一面雪の世界。 それを見下ろす少年。 少年は一つため息を吐き、近くにある岩に座った。 熱くなった体が急激に冷えはじめる。 またため息を一つし、かわきはじめたくちびるを開いた。 「オレはただ待とう。強者が現れるのを。」 少年の腰に、モンスターボールが6つ並んでいた。 それらは少年の言葉にうなずくように、小さく動いた。
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