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「とりあえず、」
オレは3番道路を目指して歩きだした。
この前みたいに負けるのは嫌だし、ヒトカゲの強さも見ないとな。
しばらく歩いて3番道路に入ろうとしたとき、
「あれ?お前1つもバッジ持ってないじゃん。」
オレより年下であろう男の子が話しかけてきた。
「しかたないな、ジムの場所教えてやるよ。ついてきな。」
そう言って歩きだした。
オレはそれを呆然と見ていると、
「何してんの、早く!」
さっきの子が戻ってきてオレの腕を掴んだ。
「いや、オレさっきジムに行ったから。場所分かるから。」
しかし男の子は何も言わず歩いていく。
そして、
「ついたぜ、ここがジムだ。」
そう言うと男の子は、
「じゃあがんばって。」
と言って走っていった。
「……はあ、3番道路に行くか。」
オレはきた道を引き返し、3番道路に向かった。
そして3番道路にさしかかったとき、
「あれ?お前バッジ1つも持ってないじゃん。」
嘘だろ?
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