電波

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「おう晃司、座れよ」   母親の話と違い、 意外と「普通」な 雰囲気の陽一に 晃司は少し安心した。   床に座り、 部屋を見回してみても 何ひとつ 変な所はなかった。   「陽一お前さぁ…」   完全に安心した晃司は、 怪文書としか 言いようのない 手紙について尋ねた。   「お前おばさんに 変な手紙書いて からかったろ? スゲー心配してたぞ」   陽一は黙って ニコリと笑った。   その笑顔を見て、 晃司が 「やっぱり悪ふざけか」 と思った瞬間、 陽一が語り始めた。
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