友達以上恋人未満

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いつものようにケンカをするより辛かった… なんなんだろ、この感じ 亮のことは嫌いじゃない でも、恋愛感情って感じでもない なのに…なんなの 突き放されると、こんなに苦しいなんて 部屋に戻ったあたしは、溢れる涙を止めることが出来なかった。 翌日、また沙織に相談してみた。 「それってさぁ、奈々も亮くんのことがスキってことなんじゃないの?」 「そッ…そんなことないよ。絶対」 「そう?じゃあ、あたしが亮くんと付き合っちゃおっかな~」 「え…」 そんなのヤダ… 「亮くんって結構イケメンだしさ、奈々が何とも思ってないんならさ、あたしが付き合ってもいいよね」 「……やだ」 「ん…?」 「そんなのヤダ!!」 「ほら、やっぱり亮くんのことスキなんじゃん」
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