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やっと分かった。あたしはやっぱり、亮のことがスキなんだ。
幼なじみとしてじゃない。男の子として。
怖かった。幼なじみとしてずっと一緒にいた亮が、知らない人になったみたいで
あたしは、必死で亮の姿を探した。
「りょう!!!!」
やっと見つけた亮の胸に飛び込んだ
「なんだよ。オレは関係ないんじゃなかったのかよ」
「亮がスキ…」
「え…?」
「やっと分かったの!!あたし、亮のことがスキ!!」
「…今さら何言ってんだよ。オレがどんな思いで告ったと思ってんだよ。それを1週間以上も無視しやがって、おまけにオレには関係ないって」
「…ッ…それは」
「もう知らねぇよ、お前なんか」
そう言って、亮はあたしのそばから離れていった。
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