友達以上恋人未満

5/7
前へ
/12ページ
次へ
やっと分かった。あたしはやっぱり、亮のことがスキなんだ。 幼なじみとしてじゃない。男の子として。 怖かった。幼なじみとしてずっと一緒にいた亮が、知らない人になったみたいで あたしは、必死で亮の姿を探した。 「りょう!!!!」 やっと見つけた亮の胸に飛び込んだ 「なんだよ。オレは関係ないんじゃなかったのかよ」 「亮がスキ…」 「え…?」 「やっと分かったの!!あたし、亮のことがスキ!!」 「…今さら何言ってんだよ。オレがどんな思いで告ったと思ってんだよ。それを1週間以上も無視しやがって、おまけにオレには関係ないって」 「…ッ…それは」 「もう知らねぇよ、お前なんか」 そう言って、亮はあたしのそばから離れていった。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加