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その後、龍斗は料理を作ると言って聞かない桜を必死で説得し、朝飯を自分で作った。
桜のように食べるたびに痛くはない。
むしろ、ちょうどいい感じの朝飯だった。
「さて、学校行ってくるわ……」
「行ってらっしゃーい」
学校への道中、ラグナは龍斗に話しかける。
「お前の学校ではどんな事を学ぶのだ?」
「そうだな…世界の言語、数式、歴史、生物学、化学…後情報に家庭科ってとこか」
「めんどくさそうだな」
「まあ、確かにめんどいがな」
「それでも行くのか?」
「やること特にないしな」
「そうか……」
「そろそろ着くから姿消してくれる?お前の事は説明してないから」
「了解した」
そういってラグナは姿を消した。
と言っても俺以外の人間が見えなくなっただけである。
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