過去編-龍斗の出生-

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ラグナから見て、東側が海、西側が山である。 その中心辺りに、桜の家があった。 「環境はいいな……」 ラグナが呟く。 前の世界は色々な所があったが、ここまで絶景な景色は、中々なかった。 そう考えると、この世界も悪くないかもしれない。 「さて、時間まで飛んでおくか……」 その頃、龍斗は桜の家に帰り着いていた。 「どーすっかなぁ……」 今入れば、今日から冬休みの桜と鉢合わせになる。 かく言う俺も明日から冬休みなのだが。 「大丈夫だよな……?」 恐る恐る中に入ってみる。 中に桜の姿はない。 どうやら、セーフだったようだ。 「あっぶね~……」 「何が?」 その瞬間、龍斗は動けなくなった。 今、最も恐れる声がしたような……
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