過去編-龍斗の出生-

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その頃、保護者面談の時間になったラグナは学校に戻っていた。 「これで良いか…」 ラグナは適当に服装を変え、魔族の角と翼を消し、いかにも人間という感じになっていた。 「さて、入るか」 ラグナは面談室に入る。 「これはこれはお待ちしてました!」 教師一陣で迎えられた。 「あなた様は……?」 この姿と年齢(読者の想像にお任せします)で龍斗の母というのはマズいので、 「黒崎龍斗の姉です」 という事にしておいた。 ………何か、すまん龍斗。 「お姉さまでしたか!いや~お美しい方ですなぁ!」 「ありがとうございます。ですが、今日は何のご用事で?」 早速本題に入る。 「とりあえずこれをご覧になって下さい」 茶封筒を渡される。 封筒の厚みから、大量に書類が入っているのだろう。
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