過去編-出会い-

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結局、龍斗とラグナは隣同士に座り、向かい側に桜が座ることになった。 「食べて食べてー」 見れば、豪華な夕食。 和食、洋食、中華と色とりどりのモノが並んでいる。 しかし龍斗は完全に冷や汗ダラダラであった。 “美味そうではないか。何故、拒否るのだ?” ラグナは龍斗に小声で話しかける。 “いや、見た目じゃない。味が危ないんだ” と、龍斗は側のエビチリに箸を伸ばし、口に入れる。 「ブホォァッ!」 龍斗は口から火を吐き、そのまま倒れた。 「龍斗!?大丈夫か!?」 ラグナが助け起こす。 「……息吸うの痛ぇ゛~」 「この料理って…」 桜が、首をひねっていた。 「おっかしーな、今日は上手く出来たはずなのに……」 「……何入れた?」 龍斗が無事生還し、桜に聞く。 「タバスコにハバネロにわさびにからしと…」 「何でだァァァァ!!」 桜が体をビクッと震わせる。 「だってその方が美味しいと思って…」 「お前の味覚はどうなってんだ!?何でも、辛いもん入れたら美味しくなると思うなコラ!!」
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