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「おっはよ!!真!!お母様もおはようございます!」
「あら、冥ちゃん朝から元気ねー」
二人とも満面の笑みで挨拶を交わす。
爽やかだな。
冥は…まぁ、ありきたりと言っちゃあなんだがよくいる幼なじみだ。
あと…腐女子?とか言うやつらしい。
「さ、真!早く行かないと遅刻しちゃうよ!!お母様、行ってきます!!」
「何、言ってんだよ…時間はまだ…」
俺が意見を言おうとすると冥は俺の制服の袖を引っ張った。
「二人とも仲が良いわねー。行ってらっしゃいー」
待て待て待て、これの何処が仲が良いんだ。てか痛い痛い!!引っ張るな!!ちょっ、力強いって!!
そんな事を考えてると、手を振る母さんからドンドン離れていく。
てか皆…女の冥に引っ張られるってどうよ…?情けないな…。
ある程度歩いたあと、そろそろ離してもらうために冥に引っ張られながら、
「冥…痛いから離してくれないか?一人で歩けるから…」
と言うと、冥は簡単に手を離してくれた。
「べっ、別に名前を呼ばれて急に恥ずかしくなった訳じゃないんだからね!!」
「……それはまたなんかのキャラか?」
「……真のその返しつまんないよー。それにこういうのはツンデレって言うんだよ?」
「いや、知らないしな。またなんかの影響受けたか?」
「もー、違うよー!!馬鹿!!」
バシバシと叩いてくる冥。
痛い。コイツ自分の力の強さ分かってないんじゃねぇの?
いや、ホントに。
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