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俺は寝坊助だ。
例えば、朝の5時に起きようとアラームをセットするのだけど、起きるのは7時だったりする。
今日も学校なので、アラームを4時30分にセットした。
だけど、昨日は夜遅くまで漫画を読んでいたもんだから、6時30分には起きれなかった。
だけど無理矢理起こされる。
あいつに。
「おばさん、おはようございます」
「あら、鈴ちゃんおはよう。まだ健太起きて無いのよ~」
「んじゃあ起こしてきますよ」
「殴ったっていいからね~」
俺はこんな会話を鈴がしているとは知らず、まだ寝ていた。
「健太~。そろそろ起きないと遅刻するぞ~」
鈴はガチャッと俺の部屋の戸を開けて中に入った。
「健太~?」
最初は鈴に優しく揺すられる。
「…ん゛~……スー…」
「健太く~ん」
今度は強めに揺すられる。
「んー…」
「馬鹿で間抜けでお洒落さんな健太く~ん」
今度は布団を剥ぎ取られた。
「…寒……スー…」
それでも俺は起きない。
「健太~…」
ドゴッ!
「い゛っでぇー!!」
「さっさと起きない健太が悪い」
朝からみぞおちをくらい、俺はやっと起きる。
「…もっと優しく起こしてくださっても…」
「はぁ?毎日飽きずに起こす私に感謝しなさいよ」
軽く睨まれた。
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