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「タンポポ」
踏まれても、踏まれても咲いていられるタンポポでいたい。
次の種を風に乗せて、違う地に送っていく、そんな綺麗で強いタンポポでいたい。
空は暗く、風は厳しい。
いつのまにか、こんな暗い道にいた。
誰かを呼んでも、声をかけても、みんな自分のことしか見ていなくて、人の声など聞いていない…
こんな世界で何を求める?
氷のように冷たくなってしまったこの地球。
誰もが不安を抱いてる
光のある道に出たとしても、前にはいつも暗い恐怖がある。
こんな中でどうすればいいの?
こんな中だからこそ、光目指して突っ走れ!
踏まれても、踏まれても咲いていられるタンポポでいたい。
次の種を風に乗せて、違う地に送っていく、そんな綺麗で強いタンポポでいたい。
一生懸命、綺麗な花を咲かせても踏まれていつも枯れてしまう。
雨も強く、風邪も強くて、立っているのすら大変で、自分をすぐに見失ってしまう。
どうやって自分を捜し出そう。
光のない真っ暗闇で、足音だけが響いてる。
叫んでも、叫んでも、誰にも声が届かなくて、恐怖の中に埋もれていく。
光が何処にあるのかも、自分が目指している場所さえも分からない。
そんな時だからこそ、嵐のように突っ走れ!
いつかきっと、自分の花を綺麗だと言ってくれる人がいる。
その大切な人が見つかるまで、自分を信じて突っ走れ!
踏まれても、踏まれても咲いていられるタンポポでいたい。
次の種を風に乗せて、違う地に送っていく、そんな綺麗で強いタンポポでいたい。
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