DEAR

2/8
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
線のような月を眺めていると、何故か泪が溢れた。 あなたと過ごした夜… 重ねた夜… あなたの温もりが忘れられなくて、あなたの鼓動が頭に鳴り響く。 こんな月の夜は、月が頼りなさすぎて寂しさが押さえきれない。不安で、恋しくて、会いたくて… 私とあなたは、社会から見ると恋人と言う紙が貼られるのかな? その紙が、恋人という名が欲しい… あなたの心は何処にあるの?重ねた肌…心は重なった?あなたの中にいるもう一人の存在。その存在が私には大きすぎて、私は肌を重ねることしかできない。それしか術がない… 横で眠るあなたの顔が愛おしくて…私はずっと見つめていた。恋しくて、恋しくて。このまま消えれたら幸せなのに…あなたの心が私でいっぱいになったらいいのに… こんな頼りない月は、寂しくて…あなたへの想いは膨らむばかり。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!