喘息日誌

老夫婦

全く話しはそれてしまうが
なんか面白いご夫婦がいたので｡

休み明けのせいか 今日はとても混んでた

町医者で地域密着型をモットー?!の先生の所には
ご年輩の方々も多い

一組の老婦夫がいて
このご主人 とにかく他の患者さんが気になるらしく

『あれだいな､オシッコとってくれったってなあそうそう出るもんじゃねーよな』

『こないだもいたなあのばーさん』

『しかし混んでんなあ今日､ちったあ我慢しろよなあ』

ブツブツブツブツ独り言のように喋ってた。

はじめのうちは
『そんな事言うもんじゃないですよ』
と優しく諭してた奥様
『いつまでもそんな事ばかり』
段々お小言も多くなる

負けじとご主人も
『なんだよｶﾞﾀｶﾞﾀうるさいねー』
と切れ気味

すると奥さま！
『いーかげんにしなさいよ｡
いちいち人様の事を･･･』
イラッと席をたち離れたとこに座りに行った。

と言っても私のとなり。
左手に奥様、右手にご主人さま
私はお二人に挟まれてます。

で、 ご主人
奥様追っかけてとなりに座りに行った

『もういーわよあっち行ってなさいよ』
『なんだよー』
『もううるさい！アンタもう蹴飛すからね』

ご立腹の奥様
小声でやり取りしてたけど隣の私の耳にはバッチシ
聞こえる。

《あーあ 勃発してほしくないなあ》

ご主人うるさそうだし
顔も怖いし 『蹴飛ばすよ』 発言に
逆切れすんだろうなって半ばハラハラ ドキドキ

素知らぬ振りして雑誌に目を通すも
やだなーやだなー

『なんだよ何っつったんだよ、もう一回言えよ』

ほーら始まった

『蹴飛ばすって言ったの蹴飛ばすんだよ』
完全に切れてる
奥様～ 穏やかにされたほうが

『なんだそうか｡蹴飛ばすっつったのか』
『そうよ　わかった?!』
『･･････････はい』

　(-_-)

･････････
・・・ ・ ・

『はい』･･･『はい』 ？

ん？ はい？ えっとー・・
これは！！！

単なる聞き返しだったのか？
聞こえなかったのか？
そーゆーこと？

はあーもう返してよ
ドキドキハラハラ （怖かったよー）

しかし！！
つおいね 奥様 スバラシー
（拍手拍手）

ってな出来事でした。
これは、めでたしめでたしですよね。